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「激安の殿堂」
ドン・キホーテは、
個人店主を応援するプロジェクトが進行しています。
それは、
コンテストを勝ち抜いた出店希望者に、
スペースや資金を提供する、
その名も
「熱血商店街」です。
生鮮食品も扱う総合スーパー型ディスカウントストア、
MEGAドン・キホーテの
函館店は、
子会社化した長崎屋から業態転換して10月9日に新装開店しましたが、
最大の売り物は、地下1階食品売り場に軒を連ねる
「熱血商店街」なのです。
熱血商店街は、食料品店の独立・開業を目指す起業家に、破格の条件で支援するドンキの新規事業です。
東京・上野のアメ横や築地場外市場のような活気にあふれた
「未来型商店街」を創設するのが狙いです。
自らがドンキを創業した際に資金集めに苦労した
安田隆夫会長の肝いりで始まったのです。
厳しく審査されるコンテストを勝ち抜くと、開業後半年間の賃料が無料になり、設備や調度品のリースに必要な融資も連帯保証してもらえます。
さらに半年経った後も、
1坪当たり1万円という破格の賃料で店を借りられるのです。
第1号となった函館店の熱血商店街には、総菜や青果、鮮魚店など計12店が並ぶ。
ドンキの担当は、
「各店とも順調な滑り出しだ。開業1カ月ながら、
お客さんに『絶対にここで買う』と言ってもらえるようになっている」そうで、
なかには、
「あまりの売れ行きに、仕込みの時間が足りない」
といううれしい悲鳴を上げる店もあるのです。
熱血商店街の真の狙いは、
ボランティア的な起業家支援ではありません。
各店は、ドンキの激安路線とは一線を画した自由な価格設定が許されていて、
高級食材を扱う店が多い。
ディスカウントストア内で、ドンキの激安と、
高付加価値路線の熱血商店街が共存することで、
より多くの来店客のニーズに応えることが、
ドンキの狙いです。
12店の中でも好調なのが、地元農家から直送された農産物や加工品などを扱っている「八百ねっと」。
10月9日のオープン初日に、
同じ店舗内のドンキ直営部門が目玉商品としてキャベツを88円で販売する中、
割高なキャベツを店頭に並べましが、
売れ行きはドンキに引けを取らなかったのです。
熱血商店街のもう一つの狙いが
店舗全体の活性化です。
ようやく開業の願いかかなった出店者の熱いモチベーションが、
周囲の店のみならず、
MEGAドンキ全体に広がることを期待しているのです。
しかし、出店者は未来永劫、
店を出し続けられるわけではありません。
開業半年後に成績が悪ければ、退店を余儀なくされます。
入れ替え制は、熱意と活気を失わせない仕掛けでもあるのです。
ドンキでは、函館店に続き、
11月28日に埼玉県三郷市の
MEGAドン・キホーテ三郷店に、
2カ所目の「熱血商店街」をオープンさせます。
熱い思いを持つ個人店主たちとともに、
ドンキのビジネス拡大の勢いが続きそうです。